過去からの贈り物

アンティークの修復をしていると思いがけずいろいろなサプライズと出会えます。
コンテナからの積み下ろしの際、なんだか引き出しが重い…ガサガサ音がするというパターンだと大抵中に過去の持ち主様の忘れ物が入っています。
それは例えば本であったりカトラリーであったり。あとは写真・裁縫道具・コイン・マッチ・どこかの鍵(大丈夫だったのでしょうか?)などなどなど…。昔の、それも海外の人たちの生活の一瞬を垣間見れるようで、そういった贈り物が入った引き出しは毎回開けるのが実はすごく楽しみだったりします。
当たり前と言えば当たり前なのですが、この家具は何十年の間きちんと生活の中にあったんだなあと。家族写真なんか発見したりするとなんだか一気に妙な愛着がわいたりします(笑)
付いた傷や塗装の剥がれも一つ一つがその家具の歴史。修復してもどうしても消えない傷というのは当然あるものですが、むしろそれがアンティークの“あじ”で“良さ”ではないかと再認識する今日この頃…。個人的にはですがツルツルぴかぴかに仕上げた家具よりもそちらの方が好みです。まあこればかりは使われる方のお好みですので、仕上げ具合はお客様と相談しながらになります。
お写真に写っているアイテムはサシェとレース。
これも入荷したチェストの中から出てきました。おそらく手作りで作られたのでしょう…とても可愛らしかったので撮影しました![]()
巾着の方にはドライフラワーの香り袋が、お花柄封筒にはおそらくフレグランスを染み込ませた紙が入れられていたのだと思われます。
ハーブの文化が強く根付いているヨーロッパの家庭では、ファブリックや寝具の傍(枕の隙間など)によく手作りのサシェが使われているのですね。
香りはもう感じなかったのですが、可愛らしいので当店のディスプレイとして活躍してもらっています。
お気軽にお問合せ下さい。




