k27 ローズウッドキャビネット
¥ 1,185,000
(税込)
size |
横幅:1350 奥行:580 高さ:1910 (mm) |
送料 |
ランク 18 |
材質 |
ローズウッド/マホガニー |
年代 |
1880年代 |
輸入 |
イギリス |
特記 |
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木の宝石と呼ばれるローズウッドとマホガニーで作られたキャビネット。高級材の代名詞にも上げられるローズウッドですが、こちらに使われているのは更に希少と呼ばれる“ブラジリアンローズウッド”。大きくうねるような黒縞が特徴で古くから高級家具に使用されてきた世界的な銘木ですが、現在ワシントン条約で絶滅危惧種に指定され輸出入に非常に厳しい規制がかけられています。特に現代における日本国内では出回っている流通在庫しでしか入手できず、それも次第に枯渇していくのではと思われます。
前置きが非常に長くなってしまいましたが、現代においてはめったにお目にかかれない程希少なブラジリアンローズウッドがここまで使われているというのはそれだけで価値があります。しかもそれだけでも家具の顔として使われるソリッド・マホガニーをベースに、その上からブラジリアンローズウッドを化粧張りするという贅沢さ…。1880年代の当時としても究極の贅沢品ですので、かなりハイクラスの上流貴族の持ち物だったのではと推測されます。このキャビネットに3カ所も作られている“隠し収納”がそのお家柄を物語っている気がしますね…。
このキャビネットの素晴らしいところは使われている材の高級さだけではなく、当時の職人技の高さも高級家具と呼ばれる所以です。こちらのキャビネットにおける扉や引出しの歪み・開閉ストレスなどは全くと言って良いほどありませんでした。100年以上前に作られた家具で、ここまで動作性や木組みに不具合が無いのは一流家具の証拠です。当時の最新の家具技術を持った一流職人たちが作り上げた芸術品と言っても過言ではありません。
表面の塗装だけは経年による汚れや色あせのダメージがありましたので、ペーパーで古い塗装を剥がして再塗装を行っています。もちろん隅々までクリーニングもしていますので安心してお使い頂けます。