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  Ⅲ アンティーク家具の主な材質とは? 
  Ⅳ 美しいデザインその装飾と技法 
  Ⅴ 美的要素を崩さない考えつくされた機能性 
    

美しいデザイン、その装飾と技法

   

 

 

 

 
英国家具を基本に時を超え愛され、受け継がれるその美しい装飾と技法についてパルテノンなりに纏めました。アンティーク家具には長い歴史の中で国や文化により、様々な様式が生まれました。現代でも英国アンティーク家具をはじめ各国のアンティーク家具の素晴しさに多くの人々が魅了され、大切に使われています。
 

 

 

 

 

 

 

 

 
   
球根形の装飾脚
   
 球根形
Bulbous form
バルバス・フォルム
技法:彫刻
主に1500年代頃より

初期ルネッサンス時代、家具の脚等に施された彫刻で球根の膨らみを模したフォルムの重厚感ある装飾。
   
ボール・ターン装飾脚
   
 ボール形
Ball turned
ボール・ターン
技法:挽き物
主に1600年代頃より
ジャコビアン様式(バロック時代)になり、ボールターンと呼ばれるボール状に繋がった形状の装飾。
 

背景

   
バーレイシュガー・ターンの装飾脚
   
 螺旋形
Barley sugar
バーレイシュガー・ターン
技法:挽き物
主に1600年代頃より

同じくジャコビアン様式(バロック時代)に、バーレイシュガー・ターンと呼ばれるロープの形状を模したような装飾。
   
ボビン・ターン装飾脚
   
 ボビン形
Ball turned
ボビン・ターン
技法:挽き物
主に1600年代頃より
同じくジャコビアン様式で、ボビン・ターンと呼ばれる装飾も生まれ、ろくろなどで糸を巻き取ったようなボビン形の意匠。
 

背景

   
バーレイ・ツイストの装飾脚
   
 螺旋形
Barley twist
バーレイ・ツイスト
技法:挽き物
主に1660年~1720代頃

17世紀中ごろからツイストやカーブの意匠が生まれ、大麦をひねり束ねた状態を模した装飾。ツイストは分類、見分けるのが難しい。
   
ツイスト・ターン装飾脚
   
 螺旋形
Twist turned
ツイスト・ターン
技法:挽き物
主に1660年~1720代頃
螺旋状にねじり上げたロープのような装飾です。交差するように緩やかなツイストが特徴。
 

背景

   
ターン・インバーテッドカップの装飾脚
   
 カップ形
Turned inverted cup
ターン・インバーテッド
カップ
技法:挽き物
主に1660~1720頃

17世紀のウォルナットの時代から艶を活かすカップの形状を逆さに用いた意匠が生まれる。
   
ダブル・ツイスト装飾脚
   
 螺旋形
Double twist
ダブル・ツイスト
技法:挽き物
主に1660年~1720代頃
2重の綾掛けにひねった装飾で、テーブルなどの脚などにも用いられる。画像はチェアの背面の装飾に用いられています。
 

背景

   
ウォルナット・スクロールの装飾脚
   
 渦形
Walnut scroll
ウォルナット・スクロール
1660~1720頃

チェアの脚などで質感を活かす形状で、C・スクロール(C字に渦形を意匠)の発展型でブラガンザ・トゥを投影させた意匠の脚です。(画像はキャビネットの脚)
   
バンフット装飾脚
   
 ボール形・球形
Bunfoot
バンフット
主に1660年~1720代頃
キャビネット等の脚に用いられることが多いようです。ボール形または少し押しつぶしたような球形を意匠した脚です。
 

背景

   
ボール&クローの装飾脚
   
 
Ball&claw foot
ボール&クロー・フット
主に1700頃より

クィーン・アン様式の時代、権力の象徴として玉を釣り爪でつかむことを意匠で表した。総称ガブリオレ・レッグとも言う。
   
パッド・フット装飾脚
   
 円盤形
Pad foot
パッド・フット
主に1700年頃より
平らな円盤形の脚下受けの意匠で、ボール&クロー、フーフ・フットとまとめて総称ガブリオレ・レッグである。
 

背景

   
フーフ・フット
   
 
Hoof foot
フーフ・フット
主に1700年頃より

総称ガブリオレ・レッグで、ひずめを意匠した蹄形の脚。また、ガブリオレ・レッグの特徴はストレッチを伴わなくても強度を保てる。
   
プレーン・フーフ・フット
   
 
Plain hoof foot
プレーン・フーフフット
主に1720年代~1770年代頃
マホガニーの輸入と同じくして現れはじめた蹄状の先端を持つ脚。フーフ・フットに比べて装飾が無くS字の曲線を描くシンプルで美しい脚です。
 

背景

   
プレーン・クラブ・フット
   
 
Plain club foot
プレーン・クラブフット
主に1700頃より

脚下先端部分が平らになっている、美しいS字曲線が魅力的な脚です。
   
オージー・ブラケットフット
   
 
Ogee Bracket foot
オージーブラケットフット
主に1960年頃より
キャビネットやカップボードなどの脚が短くなり、オージー形(凹凸カーブの繰り形)に変わる。
 

背景

   
ブラケット・フット
   
 
Bracket foot
ブラケット・フット
主に1760年頃より

まっすぐの角で内外に曲線の意匠がある短い脚で収納家具などに多いシンプル目な脚です。
   
スプレイド・ブラケット
   
 
Splayed Bracket foot
スプレイド・ブラケット
フット
主に1760年代頃
シンプルで上品な印象のある脚でラッパ状に外向きに拡がった曲線の脚です。
 

背景

   
スクウェアー・レッグ
   
 
Square legs
スクウェアー・レッグ
主に1770年頃より

ヘッペルホワイトデザインの椅子の脚には四角形で絞りを付けた、このスクウェアーレッグがとり入れられています。
   
サーベル・レッグ
   
 
Sabreleg
サーベル・レッグ
主に1800年頃より
外方向にむかって優美な曲線で開放脚を意匠とするデザインの脚です。
 

背景

   
ジャコビアン・りヴァイヴァル
   
 
Reeded legs
ジャコビアン・リヴァイヴァル
主に1830年頃より

現代でも人気の高い、ヴィクトリア時代の美術様式でエクレクティック(過去の良いところを取り入れたデザイン)様式に。
   
ヴィクトリアン・スタイル
   
 
victorian style
ヴィクトリアン・スタイル
主に1830年頃より
ヴィクトリア時代の美術様式、エクレクティック(これまでの優れたものや憧れていたものなどの、良いところを取り入れたデザイン)と呼ばれる様式に。
 
 
 ※ 参考画像が無いものがあり、申し訳ありません。
  後に参考となるアイテム、もしくは画像がありましたらアップいたします。